交通事故死したダウン症児の両親が、健常児並みの逸失利益を勝ち取った。

(2006年3月31日(金)朝日新聞夕刊東京版4版P.27より引用。)
両親がしたこと。
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成長を記録したビデオを法廷に提出した。保育園で縫った布袋や編んだ縄跳びなども示し、健常児と比べて見劣りしないと訴えた。
ダウン症を持ちながら、活躍する人たちを探した。
ピアニストや画家、俳優、飲食店従業員など国外49人分の活動記録を提出した。
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両親からすれば、健常児並みの和解を勝ち取るまでは、わが子を否定されたようでつらかったという。
さて、逸失利益については、何十年も前は、男女でもずいぶん違っていたそうだ。
昔読んだ判例で、次のようなものもあった。
接客業の女性が顔を傷つけられ、傷あとが残った。
その人は、かなりの美人で、店の売り上げにも大きく貢献していた。
その逸失利益は、通例よりもはるかに多く算定された。
逸失利益の算定には難しいものがある。
ただ、個人的には、「健常児並みの和解」には、心あたたまるものがあると思う。
もし、私が損害賠償をする立場だったらどうか?
せめてもの償いとして、健常児並みの逸失利益を払える経済力を持っていたい。
そのためにも、どんどん仕事をしよう。
それが私の現在の気持ちである。
理想主義的だと、自分でも思う。
甘い。
それでも、こう考えずにはいられない。
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あきれられるのももっともです。
すみません。
きょうもコメントをお待ちしています。
こんな内容で、何か書いてほしいというのはあつかましいですが。